神戸東遊園地
- Yoshinari Okawa
- 2023年7月22日
- 読了時間: 1分

神戸市の旧居留地の東に位置する東遊園地が2023年4月7日にリニューアルしました。
開園は1875年に内外人遊園地として始まる歴史ある都市公園です。
全国の公園の改修に活用されるPark PFIによって「Urban Picnic」という名称のカフェやレンタルスペースが新しく設置されています。

最近のPPFIによる都市公園の改修では公園と一体となったカフェ・レストラン施設とそれに併設した自由に入れる芝生広場が主流となっています。同じPPFIによる南池袋公園や新宿中央公園も同じような構成で成功しています。
訪問したのは、平日の昼間ですが、多くの親子連れの方々が芝生を自由に使っており、見事にアーバンピクニックというテーマが実現されています。


神戸らしい公園の特徴としては、敷地の高低差が大きいので、起伏に富んだ変化を楽しめます。
フラワーロードからはフラットでアクセスできますが、西側の中央区役所側からはかなりの数の階段が設置されています。
この特徴を活かして、平坦な芝生以外にも立体的なAmphitheaterや既存の樹木の下での多機能なベンチなど多様な空間が広がっています。


都会の中心に市民のための屋外空間があることは、神戸という都市の魅力をますます高めてくれますし、その成熟度を顕著に表していると思います。
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